第67回「現代社会を考える談話会」(12 月2日)のご案内
映画『風と共に去りぬ』――歌と音楽――
主催 NPO法人 紫明倶楽部
担当者 中村紘一氏の紹介 1942 年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程(英米文学専攻)を修了後、京都教育大学、京都大学教養部のち文学部、京都女子大学で教鞭をとる。京都大学名誉教授。翻訳にエドマンド・ウィルソン『愛国の血糊ーー 南北戦争の記録とアメリカの精神』(研究社) 1998.11、ゴア・ヴィダル『リンカーン』上・中・下 (本の友社) 1998.5などがある。
<内容要旨> ウクライナ、パレスチナと殺伐とした世相にさらにアメリカ南北戦争(1861-65)の話題を提供するのはどうかと思われますが、なにとぞご容赦のほどを。
小説『風と共に去りぬ』(1936)は戦後70年経て書かれ、映画はその3年後に制作されました。これだけの時が流れると戦争のありのままの姿から遠ざかるのは当然として、その分今まで意識されなかった側面が見えてくるものです。ましてや映画になって映像と音で再現されたとき何が伝わってくるか、それを今回は歌と音楽から見つけ(聴き)出そうとするのが発表の趣旨です。 ここで「歌」とは歌詞(lyrics)のあるものを、「音楽」とはそれがないものを指します。
映画の中のいくつかの場面とそこの歌と音楽を紹介しますので、ヴィヴィアン・リーの可愛い姿を見ながら気楽に耳を傾けていただければうれしいです。
取り上げる「歌」(songs)は
①Daniel D. Emmett,”Dixie” 1859 ②Thomas D. English, “Ben Bolt” 1842 ③Stephen E. Foster, “Old Folks at Home” 1851「故郷の人々」 ④Julia Ward Howe, “The Battle Hymn of the Republic” 1861 ⑤James R. Randall, “Maryland, My Maryland” 1861 など。そして、「音楽」(music)は “Tara’s Theme” 1939 (Original) 「タラのテーマ」です。
日時 12月2日(土)午後2時半から5時
場所 フォーレス鞍馬口1階(鞍馬口通り烏丸西入る一筋目上る)
定員 充分な話し合いができるように、約15名(先着順)とします。
会費 1回1500円(会場費、資料準備費、茶菓代など)
予約 電話:075-411-4970 Eメール:qualityoflife☆shimei.club ※☆を@に置き換えてメールください。
終了後、南座近くの居酒屋で、懇親会を開きますので、多数ご参加ください。
なお、この談話会を含めて、NPO法人紫明倶楽部が関わるさまざまな事業・催し物については、http://www.shimei.club をご覧ください。