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2017-03-11

3月18日(土)紫明会館哲学講座

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~紫明会館哲学講座~

・3月18日(土)

<第一部>13:00~15:00

京都大学大学院文学研究科プロジェクト

「京都で学ぶ人文学」哲学カフェ

紫明会館2Fパソ友学園

参加費無料

講師:田中一孝先生(桜美林大学)

事前申込なしに当日ご参加くださることもできます。準備の都合上、下記のいずれかに予約してくだされば助かります。よろしくお願いします。
京都大学大学院文学研究科 応用哲学・倫理学教育研究センター(CAPE)事務局

 

講師からのメッセージ

「我々は映画やアニメ、小説などで感動の涙を流すこともありますし、それは当たり前のことのように思えます。それどころか、フィクションの登場人物に恋をする人もいて、ネット上では本気と冗談が入り混じりながらも、「○○は俺の嫁!」という発言が沢山見られます。しかしよくよく考えるとこれは不思議なことです。」

「どうして我々は単なる絵やお話の中の人物に、恋をしたり感動したりできるのでしょうか。そもそも存在しない架空のキャラクターに恋をすることなんて、ありえるのでしょうか。一緒に考えていきましょう。」

「近年のエンターテイメント分野での技術的な進歩はいわゆるヴァーチャルとリアルの世界の境界を曖昧にしています。初音ミクやシオカラーズのようなヴァーチャルアイドルのライブは盛況を見せていますし、VRのホラーゲームは現実に生きる我々に強烈なトラウマを刻むようになりました。こうした状況は、そもそも現実と非現実とは何なのかという問題を、あらためて突きつけてきます。」

「今回のテーマ(どうして我々は2次元キャラクターに恋したり、フィクションに感動できたりするのか)は少しトリッキーに感じるかもしれませんが、「あるもの/あらぬもの」と我々の「心・魂」の関係についての、伝統的な哲学的問題であるとも言えます。慣れ親しんだ現代文化を切り口に、軽快に哲学の重要な問題を考えてみましょう。」

事前申込なしに当日ご参加くださることもできます。準備の都合上、下記のいずれかに予約してくだされば助かります。よろしくお願いします。

京都大学大学院文学研究科 応用哲学・倫理学教育研究センター(CAPE)事務局

cape-seminar@bun.kyoto-u.ac.jp

Q複数の視点で考えるカフェ(菊地建至)

kiku.yuukou@gmail.com

 

<第二部>15:15~17:15

「紫明会館哲学講座」~探Q複数の視点で考えるカフェ~

テーマ「四年後うちの学生はどこに向かって卒業していくのか」

紫明会館2Fパソ友学園

参加費1,500円

ゲスト 神崎宣次(南山大学)
司会 菊地建至(探Q複数の視点で考えるカフェ / 金沢医科大学)

 

ゲストからのメッセージ

「多くの大学が「グローバルな人材」の育成を目標として掲げています。私自身も四月からそのような教育に携わることになっています。ところで「グローバルな人材」ってどういう人物なのでしょうか。一つ言えるのは、毎月パスポートにスタンプが増えていく人とは限らないということです。」

「さまざまな人材が担っていくべき、さまざまな役割や持ち場というものがあるのではないでしょうか。持続可能性やロボット技術といった分野を具体的な話題としつつ、大学教育という観点からみなさんと討論ができればと思います。」

上記メッセージの補足
神崎さんはこの4月に開設される南山大学国際教養学部(2017年4月〜)で学生とかかわられます。「グローバル・スタディーズとサステイナビリティ・スタディーズを二つの柱に学修を構成し、国や地域の枠を超え、多様な価値観を重んじる国際教養学教育を実施します。」南山大学HPから引用 http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/news/2016/1607_kokusai.html

参加費 1500円(レジュメ代など込)

 

お申込み:075-411-4970 特定非営利活動法人 紫明倶楽部
qualityoflife@shimei.club

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