2023-03-02
第59回「現代社会を考える談話会」(2023年4月1日)のご案内
主催 NPO法人 紫明倶楽部
テーマ 社会の成熟は、個人の未熟を補うことができるだろうか(行き詰まる現代日本政治」シリーズ)
担当者 依田 博:1944年生まれ。政治学専攻。
内容要旨
バイトテロに始まり、回転ずしやファミリーレストランを襲う迷惑行為は、社会の成熟についていけない「若者」の「未熟」と片付けてよいのだろうか。若者だけではない。荒井元首相秘書官のオフレコ発言も、品性のかけらもない。オフレコの発言を暴露した毎日新聞社を「非難」する声があったが、オフレコであれば何を言ってもよいわけではない。品位のなさは、政治家や政策エリートの場合、その政治行動に必ず潜むはずである。
談話会では、主として次の文献を手掛かりに現代社会の成熟と個人の未熟との関係を考えてみたい。
- デニス・ガボール、林雄二郎[訳](1972/1973)『成熟社会 新しい文明の選択』講談社。
- 宇野重規(2019)「日本における成熟社会論の知的起源」日本政治学会『年報政治学』2019-Ⅱ号、筑摩書房。
- 大澤真幸(2019)『社会学史』講談社(講談社現代新書)。
- 広井良典(2021)『無と意識の人類史—私たちはどこへ向かうのか』東洋経済新報社。
- 鷲田清一(2003)「いつでも未熟になれる社会」白幡洋三郎(監修)/ サントリー不易流行研究所(編)『大人にならずに成熟する法』中央公論新社。
日時 4月1日(土)午後2時半から5時
場所 フォーレス鞍馬口1階(鞍馬口通り烏丸西入る一筋目上る)
定員 充分な話し合いができるように、約15名(先着順)とします。
会費 1回1500円(会場費、資料準備費、茶菓代など)
予約 電話:075-411-4970 Fax:075-411-4976
Eメール:qualityoflife@shimei.club、加茂:nkamo1118@kyoto.zaq.jp
終了後、南座近くの居酒屋で、懇親会を開きますので、多数ご参加ください。
なお、この談話会を含めて、NPO法人紫明倶楽部が関わるさまざまな事業・催し物については、http://www.shimei.club をご覧ください。
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