toggle
2017-01-20

2月19日(日)紫明会館哲学講座

hawaii365net0002002

~紫明会館哲学講座~

・2月19日(日)

<第一部>13:00~15:00

京都大学大学院文学研究科プロジェクト

「京都で学ぶ人文学」哲学カフェ

テーマ「何のために生きるのか」

紫明会館1Fデイルーム

参加費無料

講師:君嶋泰明先生(京都産業大学)

講師からのメッセージ

「哲学や心理学で「人生の意味とは何か」という括られ方をすることの多いテーマですが、私には「何のために生きるのか」の方がしっくり来ます。私はたんに生きるために生きているのではなく、それ以上の何かを求めて生きているように思える。その「何か」とは何だろうか。少し回りくどい言い方をすると、こういう問いを掲げているつもりです。」

「あるいはこうもいいかえることができます。私は自分が求めているものをまだ得ていないだけでなく、そもそも自分が何を求めているのかすら、よくわかっていないのではないか。私はこれまで、20世紀の哲学者マルティン・ハイデガーの研究をしてきました。私が彼から学んだ最大のことは、人間というのは、いま述べたような二重の意味で「欠けている」存在だということです。この「欠乏」にどうにかして対処しなければならないというところに、人間の人間たるゆえんはあるというのです。」

「とはいえ、タイトルの問いはどのように受け取っていただいても構いません。少し重たいテーマのようですが、だからこそこの機会に、(私のも含め)なるべく多くの視点から、皆さんと意見を出し合えればと願っています。」

事前申込なしに当日ご参加くださることもできます。準備の都合上、下記のいずれかに予約してくだされば助かります。よろしくお願いします。

京都大学大学院文学研究科 応用哲学・倫理学教育研究センター(CAPE)事務局

cape-seminar@bun.kyoto-u.ac.jp

Q複数の視点で考えるカフェ(菊地建至)

kiku.yuukou@gmail.com

 

<第二部>15:15~17:15

「紫明会館哲学講座」~探Q複数の視点で考えるカフェ~

テーマ「法と道徳 ~具体的な事例に即して~」

紫明会館2Fミーティングルーム

参加費1,500円

話題提供 加茂直樹(京都教育大学名誉教授)
司会 藤田大雪(京都光華女子大学講師)

「講師よりメッセージ」

テーマは「不快原則」、「公的危害原則」、「民事法による規制」などで、関連する具体的な事例はポルノ、喫煙、脱税、兵役拒否、テロリズム、不倫、離婚理由などです。

1 不快原則。軽い危害でも禁止すべきか。全面的な禁止ではなく、制限で十分な場合がある。――喫煙、飲酒、ポルノ的表現、表現の自由

2 公的危害原則。特定の他者に対する危害ではないが、社会に危害をもたらす行為に対し

ても、規制は必要である。――脱税、密輸、公共物の損壊、秘密漏洩、兵役拒否、テロリズム、確信犯

3 民事法による規制。民法などの民事法では、刑事法とは異なる仕方で、行為を規制している。――不倫(婚外性交)、離婚理由、不法行為、損害賠償

 さらなる諸問題:プライバシー、ジェンダー、さまざまな差別、相続、贈与、障害者の保護、未成年者の保護など

お申込み:075-411-4970 特定非営利活動法人 紫明倶楽部
qualityoflife@shimei.club

関連記事