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2020-02-02

第34回「現代社会を考える談話会」(7月11日)のご案内

第34回「現代社会を考える談話会」(7月11日)のご案内
主催 NPO法人 繁明倶楽部

テーマ 「 グローバリズムと外交 」

担当者依田博氏の紹介
 1944年生まれ。久御山町在住。政治学専攻。

内容要旨

世界経済フォーラム(WEF)の総会「ダボス会議」は、世界の各界の指導者が集まり、喫緊の国際問題について意見をかわすことでよく知られている。日本からも自薦他薦でいわゆる「指導者」が多数参加している。風光明媚なスイスのダボスで開催されるこの会議の国際問題解決能力はここでは問わない。注目したいのは、WEFが毎年公表している『グローバル・リスク報告』の記述の変化である。2013年までの報告では、グローバル・リスク項目の一つとして、「紛争解決手段としての外交の失敗」を指摘していたのだが、翌年からは、外交の無力を述べるにとどまり、グローバル・ガバナンスの危機を強調するようになり、2017年報告では、外交への期待は、用語上でも消滅してしまった。外交が効力を発揮しているためだろうか。それとも、外交は、国際問題の解決に役立たないので、それに期待しないためだろうか。どう考えたらよいのでしょう。

話題のための主な参考文献

  • 五百旗頭真[編](2014)『戦後日本外交史』第3版補訂版、有斐閣。
  • 池内紀(2008)『富の王国ロスチャイルド』東洋経済新報社。
  • 細谷雄一(2007)『外交――多文明時代の対話と交渉』有斐閣(有斐閣Insight)
  • ニッコロ・マキアヴェリ、池田廉[訳](1532/2018)『君主論 新版』中央公論新社(中公文庫)。
  • ポール・G・ローレン,ゴードン・A・クレイグ,アレキサンダー・L・ジョージ、木村修三,滝田賢治,五味俊樹,高杉忠明,村田晃嗣[訳](2007/2009)『軍事力と現代外交――現代における外交的課題』(原書第4版)、有斐閣。

要項

日時 7月11日(土) 午後2時半から5時
場所 繁明会館 (繁明通り新町東大北側)
定員 充分な話し合いができるように、約i5 名 (先着順)とします。
会費 1回1500 円 (会場費、資料準備費、茶菓代など)
予約 電話:075-411-4970 Fax : 075-411-4976
   qualityoflife@shimei.club
終了後 南座近くの居酒屋で、懇親会を開きますので、多数ご参加ください。

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