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2018-10-01

「現代社会を考える談話会」の概要

2018年10月
「現代社会を考える談話会」の概要 主催 NPO法人紫明倶楽部         

 2017年4月の「現代社会を考える談話会」の発足に先立って掲げた、この会の趣意書は次のようなものでした。

 「現代社会は非常に複雑に絡み合った構造をもっているので、私たちが生きていく上で当面する諸問題に、適切な判断を下すことが難しくなってきました。そうした中で、正不正や善悪を、一面的な見方で単純に割り切る政治家が人気を集めています。このような風潮を見過ごしていていいのでしょうか。

 この談話会では、現代社会を形作っているさまざまな制度、領域を順次に取り上げて、できるだけ客観的・具体的な事実に基づいて議論し、そのような作業を通じて、現代社会を立体的・総合的に把握することを目的とします。もちろん、これはたいへん難しい仕事です。この目的をどれだけ達成できるかは、参加者の皆さんの熱意と努力にかかっています。老若男女・経歴・専門を問わず、問題に関心をもつ方々が積極的に参加してくださるよう願っています。」

 以後、参加者の積極的なご協力を得て、月1回の談話会は順調に開催され、毎回、熱心な話し合いが展開されています。昨今は国の内外とも多事多難の世の中になってきました。目先の情報に踊らされないで、現代社会の複雑多様な状況を把握する努力が、いま特に必要になっているのではないでしょうか。

 

談話会は次のような形で開催されています

 日時  月1回、原則として第2土曜日の午後2時半から5時
 場所  紫明会館2階談話室(紫明通り新町東入北側)
 定員  充分な話し合いができるように、約15名(先着順)とします
 会費  1回1500円(会場費、資料準備費、茶菓代などにあてます)
 予約  電話:075-411-4970 Fax:075-411-4976
 Eメール:qualityoflife@shimei.club、加茂:nkamo1118@kyoto.zaq.jp
 二次会 談話会終了後、6時から南座近くの居酒屋で、有志が集まって自由に談論しています

 なお、担当者を委嘱し、各回のテーマについての資料提供・論点の整理をしていただきます。第1期については、企画責任者の加茂直樹がすべて担当しましたが、第2期以降は、参加者の皆さんの希望を参考にしてテーマを選び、それに応じて担当者を委嘱することにしています。参加者がご自分の知識・経験を活かして、特定のテーマを担当してくださることを歓迎します。

 談話会のこれまでの経過とこれからの予定を記しておきます。

第1期(2017年4月から7月までの4回)

 第1回 4月8日「医療Ⅰ 技術の高度化と多様化」
 第2回 5月13日「医療Ⅱ 日本の医療の実態」
 第3回 6月10日「家族 現代日本の家族と家族を取り巻く環境の変化」
 第4回 7月8日「子育て困難と子どもの貧困」

第2期(2017年9月から12月まで 統一テーマは「日本と世界」)

 第5回 9月9日「現代の戦争:新しい戦争とテロ」 担当 依田博
 第6回 10月14日「途上国への教育援助を考える」 担当 沢田誠二
 第7回 11月11日「グローバリゼーションの光と影」 担当 加茂直樹
 第8回 12月9日「日本総合商社とその海外活動について」担当 矢野清一  

第3期(2018年1月から5月まで 統一テーマは「福祉と健康」)

 第9回 1月13日「現代日本の社会保障制度」 担当 加茂直樹
 第10回 2月10日「デイサービス事業の運営について」担当 岡田久仁彦
 第11回 3月10日「知的障害者と並んで歩くガイドヘルパーの報告」 担当 藤田弘
 第12回 4月14日「長寿社会と健康」 担当 野原弘嗣
 第13回 5月12日「生涯スポーツと健康――健常者と障がい者をとりまく現状――」 担当 青木好子

第4期(2018年6月以降)

 第14回 6月9日「幸福とは何か」担当 加茂直樹
 第15回 7月14日「心身とも10歳若くなる、トークと体操」担当 木下静子
 第16回 8月11日「ファッション・ビジネスについて」担当 矢野清一 
 第17回 9月8日「現代メディア論」担当 加茂直樹
 第18回 10月13日「ポピュリズム 民主主義の行方」担当 依田博
 第19回 11月10日「京都と戦争の今昔物語」担当 鳥羽和夫

 なお、12月は都合により休会とします。ご了承ください。

この談話会を含めて、NPO法人紫明倶楽部の関わるさまざまな事業・催し物についてはhttp://www.shimei.club をご覧ください。

 

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