第90回「現代社会を考える談話会」(2026年4月4日)

第90回「現代社会を考える談話会」(2026年4月4日)
ひとはなぜ陰謀論にひきつけられるのか?
2026年4月4日
主催 NPO法人 紫明倶楽部
担当者:依田博(政治学専攻)
「陰謀」は人類の歴史とともにある。というよりも、人類の歴史はさまざまな出来事で織りなされ、そのほとんどが何らかの陰謀と関わり合いを持つ。陰謀を研究しようとすると、人類史研究そのものであり、その頂上は霞んでいて見えない。とにかく人類は陰謀好きである。
ところが、陰謀論となると、社会に悪意の結果をもたらす現象として無視できない。「本能寺の変」が光秀単独行動なのか、誰かが後ろで糸を引いていたのか、もし後者なら、「その誰かとは誰か」、歴史好きなら興味が尽きない陰謀論だが、それがどれほど人の話題に上ろうとも、今の私たちの生活にはどんどん影響しない。が、異なった行動を取る人の人間関係がギクシャクする程度である。だが、多くの移民の積極的な受け入れ政策は、黒人の賃金の低い労働者を評価する資金で働く移民で埋めたいとする経済界の陰謀である、となると私たちの現実生活に関わり、排外主義の高まりなどとともに、暴力事件まで発展しかねない。また、家庭内で陰謀論をめぐる対立から家族が壊れる、という悲劇も報告されている。
今回の談話会では、そんな陰謀論を皆さんとともに考えてみたい。
参考文献資料
・雨宮純、鳥谷昌幸、長迫智子、上野庸平、岡部友樹ほか(2025)『社会分析と陰謀論 虚偽情報があふれる時代の解毒剤』文芸社。
・内田樹(編)(2015)『日本の反知性主義』晶文社。
・鳥谷昌幸(2025)『となりの陰謀論』講談社(講談社現代新書)
・秦郁彦(2012)『陰謀史観』新潮社(新潮新書)
・秦郁彦(2022)『陰謀論 ― 民主主義を揺るがすメカニズム』中央公論新社(中公新書)
・John W. Cheng(2025)『現代日本における陰謀論とその信者像』GOETHE-INSTITUT。
・エーリッヒ・フロム、日高六郎[訳](1941/1951/1984)『自由からの逃走 新版』東京創元社。
・ジョセフ・E・ユージンスキ、北村京子[訳](2022)『陰謀論入門 誰が、なぜ信じるのか?』作品社。
など
日時 4月4日(土)午後2時半から5時
場所 フォーレス鞍馬口1階(鞍馬口通り鳥丸西入る一筋目上る)
定員 充分な話し合いができるように、約15名(先着順)とします。
会費 1回1500円(会場費、資料準備費、茶菓代など)
予約 電話:075-411-4970
Eメール:qualityoflife☆shimei.club
※☆を@に置き換えてメールください。
終了後、南座近くの居酒屋で、懇親会を開きますので、多数ご参加ください。






